デメリットの代わりに強力なバフがある初のキャラということで気になっていましたが、たまたま入手できたので使用感を紹介したいと思います。

実装直後は被弾デメリットを発動させない前提で見ていたため破格の性能があるように感じましたが、イセリア・クィーンのスリップダメージでもデメリットが発動するため個人的な評価はかなり下がりました。

また、ヴァンガードのおまけ効果でATKが上昇する唯一のキャラではありますが、タレントの条件付きで発動する個人ATKバフは複数発動させても最大値の1つしか効果がないらしく、これが必要になる機会はあまり多くないでしょう。

技構成と操作性

CB200%始動とヴァンガードを持っているので、Lレンジのビクトリー・ソード・浄とSレンジのタイラント・セイヴァーを交互に使うのが基本動作になりそうです。

主力のタイラント・セイヴァーはそこそこ長いモーションがあるので、ヴァンガードの無敵時間が短くて使いにくいということもないです。回避時の無敵時間も1秒あり、被ダメージを0に抑えやすい性能をしていると思います。

全体的にバトルスキルのAP消費が少なく設定されていて、ヴァンガードを発動するだけで消費APも軽減されるためかなり使いやすいです。

ラッシュゲージの回収速度に関しては普通でした。メイドレイミほど遅い印象はないですが、早く溜まる感じもしないです。他のキャラと同じようにヴァンガードで被弾すれば一気に溜まります。(ヴァンガードを使うキャラは常に前後移動させたくなりますが、隙を見て移動せずにスキルを使うとゲージ回収が速くなります。)

バフの評価

固定値上昇でATK、INTの両方を上げる初のキャラだと思います。上昇値も高く、ATK1850、INT1000のバフがあるため、INTからATKへの変換がある状況ではバッファーとして頭1つ抜けた性能になります。

ただし、INTの固定値上昇はルシファー(社長)も所持していて相性があまり良くないため、性能を活かしきれない環境にあると思います。メイドレイミあたりの方がバフの相性はいいですが、社長とメイドレイミでは性能に差がありすぎます。

とはいえATK1850だけが発動するとしても強いことには変わりません。前回の神級(第2回イセリア・クイーン)で強かった神フェイトと同等のバフになります。神フェイトは上方修正された直後なのでキャラの入れ替わりが激しいですね。

ラッシュ後のバフは状態異常無効+クリティカル発生率65%になっていて、神級では重宝しそうです。クロセルの呪いやイセリア・クイーンの封印&燃焼はかなり鬱陶しかったです。(イセリア・クイーンの封印はアシストの異常無効でも防げないとの情報がありましたが、フレイアに関してはヴァンガードで被弾しても封印にはなりませんでした)

短所

回避後に0ダメージを受けると怯む

試しにクロセルのドゥームバーストをフリック回避できるかやってみましたが、ダメージが0のまま怯みました。

全体攻撃をする敵の場合はHP条件で怯まない効果を持ったアクセサリーをつけた方がよさそうです。(アイドルワッペン、頑強のタリスマンⅣ、無傷のタリスマンなど)

HPとAPの回復手段がない

被弾をしない前提で調整されているためHPが回復できなくてもあまり問題になりませんが、全くないのは少し不安です。回復手段がついた武器が欲しい所です。

APも消費が少ないのであまり気にならないですが、素早く回復できた方が隙が少なくなります。

スリップダメージでもデメリットが発動する

イセリア・クィーンとの戦闘では5秒ごとにダメージを受けるためデメリットが頻繁に発動します。ヴァンガードと回避時のダメージ無効をタイミングよくいれれば防ぐことはできますが、スリップダメージの間隔が短すぎるため使いにくいです。

オートプレイには向かない

当然のことながらオートプレイでは被弾を避けないため、デメリットのATK850減少が発動します。

特に、他のATK固定値上昇のキャラとバフ被りしてヒット数も稼げていない状態になると、デメリットだけが発動してお荷物になるためレンタルには出さない方がいいでしょう。

総評

かなり強いですが、神級の最前線で戦えるかどうかを基準にすると、実装されるタイミングが悪かったですね。

現在最強のキャラである社長とINTの固定値バフが被り、現在最強の敵になるイセリア・クィーンではスリップダメージでデメリットが発動し、今は性能が発揮しきれない状態です。

ATKの固定値上昇バフはフレイア、神フェイト、水着ラヴァーニアの3キャラが強い状態にあり、対クロセルではフレイアがいいと思いますが、肝心の対イセリアでは運次第になってしまうため神フェイトの方がいいような気がします。

かなりの可能性を持ったキャラなので、今後のキャラや敵次第で一気に評価が上がるかもしれません。