今回のお題は「先寄せ」についてです。元々、先寄せという言葉はパズドラ用語にはありませんが、名前がないと不便なのでこの記事ではそう呼ぶことにします。
詳しくは後ほど説明しますが、先寄せはパズル中の盤面の変化を先に読んで、あらかじめドロップを寄せておく方法のことです。そうすることで、本来は必要になるはずだった斜めを使わないで済む時があります。
ただし、先寄せをしようとすると頭の中で盤面の変化を把握する必要があり難しいです。著者も含めてほとんどの人はうまくできていません(知られていません)が、ランダン入賞レベル(0.1%以内)のパズルを見ていて、1つの違いだと感じたので紹介します。
先寄せとは
サンプルの簡単な盤面を例にしましょう。パズルの途中で斜めを使いたくなる盤面になっていますが、先寄せをすると斜めを使わなくても楽に組める盤面になっています。
この盤面を見て、どこから組もうと考えたでしょうか?
人によって得意な組み方があったりするので様々だとは思いますが、左上の水、光、火が目に付いた方は多いのではないでしょうか?
この状態で左下の木を横に組むと、残った1列に闇を揃える時に斜めが必要になります。
多くの方はこの斜めを避けるためにエルモア式(横→横→縦→縦→縦の順番で盤面の半分を揃える組み方)で組むことが多いように思います。
ここで、先寄せの出番です。先に闇を寄せることで左下の2列が簡単に組める状態になります。
この状態になってしまえばあとは簡単です。盤面の半分が揃うので、残りは適当に組むだけです。
このサンプルの盤面は簡単な例ですが、この例のように先寄せをすると単純に順番に揃えていくと斜めが必要になる場面で、斜めを回避できることがあります。
(※ このサンプルの盤面だと余ったドロップを数えたりすれば、さらに手数の少ないルートでも組めます)
先寄せの典型的な活用パターン
先寄せが使える典型的な場面は2×3マスで2コンボできるけれど、間に邪魔なドロップが挟まっている状況です。斜めを使いたくなりますが、使わなくても取り出せる動かし方があります。
この動かし方は3色陣で平積みにして盤面最大を組む場合にも使えるので、動かし方を一連の動きとして覚えるのもいいでしょう。
外側に不要ドロップが挟まっている場合
斜めが成功すれば、2手で終わります。
斜めを確実に成功させる自信がなければ、先に寄せると確実に組めます。
中央に不要ドロップが挟まっている場合
中央にある場合は斜めで取り出そうとすると、けっこう大変です。
寄せてしまえば斜めを使わなくても組めます。