今回のテーマは「半盤面」についてです。

半盤面は練習しておくとコンボパ以外でも応用することができる汎用性の高いテクニックですので、多くの方に参考になると思います。既に半盤面が何かご存知の方はページの最後に半盤面の型を一覧にして掲載しておきますので飛ばしてそこだけ見て頂ければ大丈夫かと思います。

このページでは、半盤面とは何かを知らない方のために、現在の形に至るまでの経緯から説明していこうと思います。また、半盤面には、簡単な形もあれば複雑な形もあるので、ものによっては慣れも大切になりますが、まずは形を知ることが大切なので半盤面を知らない方には是非ご一読いただきたい内容です。

半盤面とは

早速、半盤面とはなんぞや?という説明に入りますが、、

半盤面とは、「盤面の半分を使って5コンボする様々なパズルの型」のことです。言葉にすると難しそうに見えてしまうので、実際に見た方が早いと思います。まずは一番単純な形を紹介します。

 

右側半分のドロップは省略してありますが、左側半分が平積みになっていて、5コンボできていることが分かります。半盤面とは、この盤面のように盤面の半分横3×縦5の15マスを使って5コンボする様々な型のことを意味します。

こうした形で組むメリットは、盤面の半分で無駄なくスペースを使えているので、残った操作時間で残りの半分の盤面に専念できることです。
例えば、パズルの終り際で操作時間が残っているのにドロップが遠すぎて1コンボ組めなかった・・・とか、すでに組んだドロップを崩せなくてどうしようもない・・・といったことを未然に防ぐことができます。

 

ただし、上の例の半盤面では、形が分かりやすいですが、代わりにこの形を組もうとすると非常に組みづらいことが多いです。その理由は、やってみるとすぐに分かると思いますが、4コンボ分を組んだ後、最後の1コンボが非常に組みづらいからです。

実際に組む場合、例えば、一度、前準備として下の画像のような盤面にして、それから上2列を何度もぐるぐると回す必要があります。想像しただけでも、手数がかかり過ぎることが伝わってきます。。

 

さて、ここまで読まれた方はすごく疑問に思っていることでしょう。

たった1コンボのためにそこまでするぐらいなら、残り半分で組める所を組んだ方がいいじゃないか?と、、
その通りです。これでは、はっきり言って操作時間の無駄なので、これに対する対策として次に紹介するエルモアさん式のパズルの組み方がでてきます。

エルモア式パズル

言葉で説明するより形を見た方が早いので、まずは形をお見せします。

 

分かりましたでしょうか?

最初に、横向きの3個消し×5の半盤面を紹介しましたが、エルモアさんの組み方では横向き×2、縦向き×3の半盤面になっています。

そして、この半盤面を組む際にはポイントがあります。それは、先に横向きの2コンボを組んでから、縦向きの3コンボを端から順番に組むことです。こうすることで、深く考えずに端から組んでいっても、無理なく組むことができます。

ドロップの状態にもよりますが、パズルの操作時間を長くして、急いでパズルすれば、だいたいはこの形で組むことができるので、まずはこの形を覚えて練習することをお勧めします。

ただし、この組み方にも弱点があり、3色陣からこの組み方をやろうとすると、つながってしまう部分ができることが多いです。(3色陣の場合は平積みで下から組んだ方が個人的にはやりやすいです。)

ぱぷりか式パズル(半盤面の語源?)

これまで簡単な形の半盤面について説明してきましたが、本来、ここからが半盤面と呼ぶべきしれません。元々、半盤面という言葉自体を広めたのはおそらく公認プレイヤーのぱぷりかさんです。自分もニコニコ動画の生放送を見てその存在を知り、活用するようになりました。(YouTubeで「半盤面」で検索するとぱぷりかさんの解説動画が出てきます。)

 

それでは、前置きはここまでにして、エルモアさんの組み方と何が違うのかを説明していきます。

まず、ぱぷりかさんの考える半盤面とは、1つの形のことではありません。盤面の半分を使って5コンボできる形をまとめて「半盤面」と呼んでいます。落としを使った形をしているため、中には形が複雑なものも含まれています。

まずは、例として、落としが入っている中で簡単な半盤面の例を見てみましょう。

 

この形で組むと、水ドロップは木ドロップが消えてから下に落ちてきて、連鎖するように消えます。

 

さて、この形でパズルを組むメリットは何でしょうか?

まず、連鎖して消えると、落ちコンしやすくなるのでそれも1つのメリットではあります。
また、盤面の状況次第ですが、水ドロップが上下で離れているので、例えば、水ドロップが上の方に1つあり、下の方に2つあるような状況では、無理やりドロップを近くに移動させるより、手数が少なくて済むことがあります。場合によっては、ほとんど動かさなくてもいい場合があります。

 

ここまで読まれた方であれば、そろそろ想像がついてきたかもしれませんが、半盤面を知っていることのメリットは、型が豊富なので、1つでも今の盤面の状態に似ていて組みやすい形に気づくことができれば、パズルの手数を減らすことができることにあると自分は考えています。

例えば、半盤面を組んだ後、残りの半分で十字を組んだりする場合には、半盤面をさっと組んで十字を組む時間を確保したい所だと思います。

 

上の例は簡単な形をしていましたが、半盤面にはもっと複雑な形がたくさんありますので、それらを半盤面の型として、次の節でリストアップしておきます。

慣れるまでは、いい形の半盤面があることに気づかなかったり、形が複雑なせいで操作が遅くなって逆に時間がかかってしまったりすることがあるかもしれません。練習して慣れることも大切ですので、頑張って練習していきましょう!
(調べていたら自分も知らない半盤面がたくさんあったので、精進していきたいという思いを込めつつ…)

半盤面一覧